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BMニュース(2015年2月)

清掃作業員の労務単価2.84%上昇

国土交通省「平成27年度建築保全労務単価」
  

 国土交通省は12月8日、「平成27年度建築保全業務労務単価」を公表した(表参照)。日割基礎単価の全国・全職種単純平均を前年度と比べると1.84%増(前年度比3.77ポイント低下)となり、増加率は前年度の3分の1にとどまった。分野別の前年度比は保全技術員関係が0.42%増、清掃員が2.84%増、警備員が2.24%増となっている。
 建築保全業務労務単価は、国などが建築保全業務を委託する際、保全業務費(予定価格)を算出するために用いるもの。国土交通省官庁営繕部が毎年6月の賃金と過去1年間の臨時給与について実態調査を行い、翌年度の労務単価を決定する。
 日割基礎単価は、積算に用いるため建築保全業務に従事する技術者区 分(保全関係6区分、清掃員3区分、警備員3区分)ごとに、地区別の1人・1日当たりの人件費を示したもので、①基本給相当額、②基準内手当、③臨時の給与(賞与等)が含まれる。時間外・休日・深夜労働の割増賃金や、通常の作業条件や作業内容を超えた労働に対する手当ては含まれない。
 なお、この単価は発注者が共通仕様書等に基づいて積算する際に用いるもので、外注契約の技術者単価や雇用契約における技術者賃金を縛るものではない。

平成27~29年の労災保険率 現状維持の1000分の5.5

厚生労働省労働政策審議会
  

 厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会の労災保険部会は12 月15日、平成27~29年度に適用される労災保険率を決定した。
 ビルメンテナンス業は現行の1000分の5.5が維持されたが、警備業、消毒または害虫駆除の事業は1000分の0.5引き上げられ1000分の0.7となる。
 労災保険率は過去3年間の保険給付実績などをもとに、3年ごとに見直される。今回は54の業種区分ごとに平成23~25年度の保険給付実績等をもとに算定。全業種の平均は1000分の4.7で、現行より1000分の0.1低下。これにより全体で年間278億円の負担軽減になるという。
 平成23~25年の労災発生状況をみると、休業4日以上の死傷者数はビルメンテナンス業が8,785人、警備業が4,093人。うち死亡者数はビルメンテナンス業が46人、警備業が97人となっている。

ビルクリ技能の複数等級化で検定委員の選任基準緩和へ

全国ビルメンテナンス協会定例理事会
 

 (公社)全国ビルメンテナンス協会は11月27日、定例理事会を開催 し、①品確法改正に伴う基本方針・運用指針策定、②外国人技能実習生の受け入れ、③50周年記念事業、④ビルメンヒューマンフェア'15、⑤ビルクリーニング技能検定事務手引きの改訂などを審議した。
 ①改正品確法関係では、10月に示された骨子案に対する協会としての意見を、厚生労働省の生活衛生課を通して要望していることを報告。
 ②外国人技能実習生については、来年2月を目途に、ビルクリーニング技能検定の複数等級化やベトナムからの技能実習生の受け入れ開始の実現を目指す方針が確認された。
 ③2016年の協会設立50周年記念事業は日本での開催が予定されている世界大会を併催し、4月4~7日の4日間、東京国際フォーラムと椿山荘で行う。
 ④ビルメンヒューマンフェアは今年9月15~16日、札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)で、「北の大地北海道からビルの快適空間の向上を目指して~創意と情熱、未来へ新たな一歩!~」をテーマに開催する予定。
 ⑤ビルクリーニング技能検定事務手引きの改訂は、技能検定の複数等級化に対応するもの。技能検定委員の不足が懸念されることから、「職業訓練指導員免許を取得している者」とされている現行の選任基準を、「技能検定に関し高い識見を有する者であってビルクリーニング職種について専門的な技能、技術又は学識経験を有する者」に緩和する。

過去10年で最多の死亡災害で災害防止対策の徹底を要請

東京労働局が通知
 

 東京労働局は12月19日、(一社)東京ガラス外装クリーニング協会とその会員及び(公社)東京ビルメンテナンス協会に対し、窓ガラス・外壁清掃作業における労働災害防止対策の徹底を要請する通知を出した。
 通知によると、東京労働局管内における窓ガラス・外壁清掃作業中の死亡者は平成25年のゼロから、26年には過去10年間で最多の4人に増加。その多くは「基本的な安全対策が徹底されていれば防げたと思わ れる」と指摘し、労働災害防止対策の徹底と周知を求めている。
 死亡災害の発生状況は次のとおり。
 ①ビル窓ガラス清掃をブランコ作業で実施中、メインロープが吊り元から外れブランコ台から墜落。ライフラインで地面への墜落は避けられたが、安全帯で宙づり状態となった。救出には約1時間を要し、搬送先の病院で死亡を確認。②8階建てビルの窓ガラス清掃作業のため6階ベランダからブランコ作業で下りる準備中に墜落。下方にいた労働者に激突し2人とも死亡。③ビル屋上の通路の足場板にメインロープとライフラインを共に固定し、ビル窓ガラス清掃をブランコ作業で行っていたところ、足場板が固定されていた鉄骨から外れ、足場板ごと墜落。
 通知には、死亡災害の発生状況と 具体的な災害防止対策を記したリーフレットを添付。災害防止対策には、昨年の厚生労働省のブランコ作業における安全対策検討会で議論された次の事項も盛り込まれている。
 ■メインロープとライフラインの2系統のロープをそれぞれ異なる緊結元に緊結
 ■ハーネス型安全帯・ショックアブソーバー付き安全帯の使用
 ■墜落防止措置を複数名で確認
 ■雇入れ時の安全衛生教育の実施
 また、元請のビルメン事業者やビル管理者に対しても、①安全確保対策に関する作業会社との事前打ち合わせ、②作業場所となる建物外部への安全な出入口の提供、③ビル屋上におけるブランコ作業のロープ設置のための適切なスペースの提供、④安全対策が確保できない発注の取りやめ――などの配慮を求めている。

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