新型コロナウイルス感染症を防ぐ施設の清掃と消毒 ～ビルメンのための消毒作業マニュアル作成の手引き～

清掃資機材・カート、フロアマットなどで有名なテラモト。
今回は、感染症対策商品やIoTを活用した新ブランド「TERAS」などを中心に展示。清掃資機材は2021年２月に発売予定のマイクロ抗菌クロスと防滑のための細孔（ポーラス）が加工されたセラミック床などに最適なモップを、デモを交えながら説明いただいた。

清掃の効率化を追求した資機材・ケミカルの販売するくうかん。
本邦初公開となる、清掃ロボット２機種をメイン展示。スリムな本体と小回りが効く機動性で、病院の通路、スーパーの棚と棚の間など、狭い箇所にも導入が期待できる。
他には、カーペット洗浄機の「Duplex」や参考出展のコードレスクリーナーのデモを行っていただいた。

エアコン清掃に必要な機材・ケミカル・コート剤をラインナップする横浜油脂工業。
エアコン洗浄剤の「シルバーファースト」シリーズや浴室にも使用できる２種類の防カビコート剤のほかに、300ppmの高濃度な次亜塩素酸水「リフ・ジア」も展示。動画終盤は、バッテリー式エアコン洗浄用高圧ポンプ「ＡＣジェットスイッチ」のデモが確認できる。

ビルメンテナンス業７社構成で設立し、業界の外国人材活用のノウハウが詰まった広島ファシリティマネジメント協同組合。
監理団体として、企業が取り組むべき技能実習生のスキーム作りの支援や外国人材の日本在留に向けた相談・解決の支援を行っている。主に、ベトナムとの送り出し機関との関係性が強い。

ガラス清掃に特化したソリューションが目白押しのTOWA。
UNGER社の「スティンググレイ」や地上から安全に高所ガラスクリーニングができる軽量なカーボン製ポールと純水を使った「ピュアウォーター」システムなどを実物を使って説明いただいた。終盤には、墜落制止用器具のデモをたっぷりと紹介いただいた。

大画面で、新型コロナウイルス感染症対策をプレゼンいただいたウルトラフロアケアジャパン。
EPA List-Nに登録されているマルチ洗剤「Ultra-Q128」や昨今の手指消毒用アルコールにも溶解しない堅牢なフロアメンテナンス「ウルトラフロアケア」などを紹介。デモでは、コードレススプレイヤー「VP200 ESK」の驚きの性能が明らかに！

初出展となるティエーシーエスは、欧州地域で高評価を受けている電動の高圧エアレス消毒スプレーを披露。従来型のスプレーよりも小さい10～30マイクロの粒子で消毒効果を高め、より少ない消毒剤消費量で広範囲を消毒することができる。動画で、その小さい粒子と壁面に吹きかけた際の様子をご覧いただきたい。

初出展となるASTI。
開発中の超音波振動吸引クリーナー用ノズル、超音波振動吸引クリーナー用ユニット、超音波振動磨きクリーナーをデモを交えて紹介。集塵機や掃除機へ接続することで、じゅうたん・カーペットといった毛足奥内部に入り込んだ粉塵などが、効率よく除去できる。新感覚の清掃手法に注目！

「コンドル」ブランドで知られる山崎産業は、巡回作業を楽にする“CONDOR IoT SOLUTION”を紹介。ゴミ箱やトイレの使用状況を可視化。導入実績もあり、作業効率の改善が見込めそうだ。その他にも、同社の新ブランドとなる感染対策用品の保護具やマスクなども展示し、多岐にわたる提案がなされた。

ブースに多くの清掃器機を展示した蔵王産業。
注目の新製品は、軽量・小型自動床洗浄機の「スクラブメイトミニ280Li」とモップ感覚で使える超音速振動ポリッシャー「ナノエッジ」のコードレスバージョン。デモを交えて紹介いただいた。「ウイルス・菌対策コーナー」では、アルカリ電解水生成器「ZK」シリーズなどを展示。

初出展となる大和無線電器は、UV-Cの殺菌ランプを内蔵した深紫外線パワーで安全に除菌する空気浄化装置「AirNEX」をメイン展示。その他にも、水とシリカをベースにした高い防汚性のガラスコーティング剤「汚れストーン」や紙に書いた文字や絵画を瞬時にデジタル化する「RoWriteスマート手書きパッド」など、バラエティに富んだ製品を紹介いただいた。

ワックス床の困りごとに応えたのがSuisho&YUHO。
手指消毒用アルコールの需要が高まり、一部でワックス床の白化現象が発生。病院や介護施設で使用されている「耐アルDXコート抗菌」の他に、中間メンテナンスで役立つノンリンス洗浄剤「半はくりクリーナー」をメイン展示。テストピースを使用して、「耐アルDXコート抗菌」の堅牢性を確かめた。

EPA登録製品を豊富に揃えるアムテックは、「ナバック」や「HDQニュートラル」、「GSニュートラル除菌クリーナー」「HALT」といった新型コロナウイルスに対応したEPA登録製品の「List N」に掲載された商品を揃えた。こうしたケミカルの正しい使用方法や作業手法については、オンラインセミナーなどを通じて情報を発信していくそうだ。

クリーンシステム科学研究所は、月刊『ビルクリーニング』や写真付き報告書アプリ「123Reporter」、IICRCの単位認定受付などを行った。今回の注目は、スマートフォンやタブレットを使用した「123Reporter」の実演。従来の紙ベースで報告書を作成した場合とスマホで作成した場合、どちらかが効率的なのか。担当者から話を聞いた。

次世代型自動床洗浄機として知られる「i-mop」。スクイージーリフトの改良や堅牢性がさらに向上し、利便性がアップ。さらには、2021年春に発売予定のi-mop専用のエスプレッソ式クリーナー「i-dose」を初公開。
他にも、i-mopと同様のバッテリーで使用することができる、ガム取りマシン、バキューム、オービタルマシンを披露した。