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自動床洗浄機編 その1

お客様中心主義で確立した豊富な製品ラインナップ

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ドイツに本社を置くケルヒャーは、清掃機器専業メーカーとしての地位を確立し、世界中でその清掃機器が愛用されている。「カスタマーセントリック:お客様中心主義」に基づいた製品開発、サービス提供を続け、自動床洗浄機のみにフォーカスしても現場の各シチュエーションに合わせた機体を揃えている。洗浄力の追求はもちろん、かゆい所に手が届く機能性も兼ね備え、現場に優しい進化を遂げてきた。
連載の第1回目は、そんな同社の自動床洗浄機の根本に注目し、どんなタイプが揃っているのか、解説していく。

取材・文=比地岡貴世 協力=ケルヒャー ジャパン㈱

建物をきれいに保つことの意義

ドイツのバート・カンシュタットで生まれたアルフレッド・ケルヒャー(1901-1959)は、1935年に産業機器製造会社を設立。1950年には、ヨーロッパで最初の温水高圧洗浄機の開発に成功した。ドイツ語で「高圧洗浄機で洗う」ことが「ケルヒャー」と言われるほど、清掃機器専業メーカーとして発展を遂げ、自動床洗浄機やスイーパーなど、およそ3,000種類もの清掃機器を有し、世界の約190か国で愛用されている。

現地法人は世界65か国にもおよび、日本では1988年にケルヒャー ジャパン㈱(当時は、ケルヒャー クリーニングシステムズ)が誕生し、いまでは17拠点を開設して販売・サービスネットワークを構築している。

こうした世界的な展開の背景には、同社の理念である「カスタマーセントリック:お客様中心主義」に基づいた製品開発、サービス提供を続けてきたことにある。ケルヒャーの製品がもつ安全性と効率性により、現場作業者の負担を軽減し、マネジメント層のコスト削減などに大きく貢献。特別なトレーニングを必要とせず使えることから人材の即戦力化や、機器の軽量化・操作のしやすさによる清掃時間短縮などの効果を生み出した。

また、欧米の考えである〝メンテナンス〟に注力し、「きれいに保つこと」を実現させるために、汚さないためのメンテナンスを徹底している。汚れてからリセットすると、清掃にかかるコストと時間がかかってしまう。建物の資産価値を保全するために、社会課題や時代のニーズを的確に捉え、清掃機器専業メーカーならではの技術、ノウハウ、製品ラインナップ、そして、グローバル市場で培った知見を各国で活かしている。

それを裏付けるかのように、1980年には世界的建造物の再生・洗浄作業を行う「クリーニング・プロジェクト」を発足。ニューヨークの〝自由の女神〟、リオデジャネイロの〝キリスト像〟、東京の〝日本橋〟、広島の〝原爆の子の像〟など、世界各国にある歴史的建造物や彫像の洗浄・再生を手掛けてきた。
KÄRCHERの歴史と実績についてはこちらの公式サイトで詳しく触れられている。

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ケルヒャー ジャパン株式会社

TEL.045-777-7410

URL.https://www.kaercher.com/jp/