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バッテリー編 その2

コスト削減を可能にした革新的バッテリー、爆誕!

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コードレスによって作業が効率化することは想像しやすい。ただ、1機種の清掃マシンに対して、対応バッテリーを用意するとなるとコストがかかり、現場の運用も煩雑となる。ケルヒャー ジャパンでは、今年の2月に業務用〝バッテリーユニバース構想〟を打ち立て、高機能リチウムイオンバッテリー「バッテリーパワープラス」を発表。1種類のバッテリーで自動床洗浄機、ドライバキューム、乾湿両用クリーナー、高圧洗浄機に対応。「カスタマーセントリック:お客様中心主義」に基づいた製品開発を行う同社の新たな試みとその概要に迫った。

協力=ケルヒャー ジャパン(株) 取材・文=比地岡貴世

バッテリーとコストの課題

多くの清掃現場を取材し、清掃控え室にお邪魔する機会がある。ふと電源コードに目をやると、ずらっと充電器が置かれ、主にドライバキュームのバッテリーを充電している光景を見かける。思わず、「よく間違えないで皆さん持っていけますね」と尋ねてしまうほど、種類と数が豊富であった。バッテリーには、対応機種やいつ導入したかがしっかり記載しているシールを貼り、各社対応していた。

コードレスは確かに便利である。しかし、いまだコードレスを敬遠している背景のなかには、「バッテリーだと力が劣る」と話す人もいるが、それよりも「バッテリーという消耗品を持つとコストがかかる」や「複数のバッテリーを持ちたくない」という声のほうが本音かもしれない。

例えば、専用部のバキューム作業はA社のコードレス式ポット型掃除機を使って、巡回清掃ではB社のコードレスハンディクリーナーを使うとなると、この時点で2機種に対応するバッテリーを持たなければならない。清掃用途に併せてマシンを揃えるのは当たり前の話だが、コードレスとなるとそれにプラスしてバッテリーが付随することになる。

つまり、バッテリーにかかるコストを抑えたいのであれば、1種類のバッテリーで複数の清掃マシンを動かせる汎用性が必要である。使うユーザーとしてもそのほうが扱いやすく、現場の運用がシンプルになるのではないか。

ケルヒャー ジャパンは、今年の2月3日に、グループ全体の中期経営計画「戦略2025」を発表。その柱の1つとして、先進的な高機能リチウムイオンバッテリーをベースとしたユーザーの利便性を高める〝バッテリーユニバース構想〟を打ち立てたのである。

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