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自動床洗浄機編 その3

【導入事例】コロナ禍で増えた負担を2タイプの自洗機で解決

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新導入した自動床洗浄機の効果

「BR 45/22 C Bp」

主に、開店前のフードコートと閉店後のバックヤードにある従業員食堂で使用し、従来機が抱えていた課題を解決することができた。
「BR 45/22 C Bp」の製品ページはこちら

解決1▶コンパクトに!

小回りが効くこと、それと身長が低い作業者が操作したとしても、洗浄面を見下ろすことができ、フードコート内の椅子や机の際まで洗浄することができている。また、洗浄幅は45cmに対し、スクイージー幅は50cmとその誤差はたったの5cm。


作業者の肩越しから見たところ。狭所・隅も簡単洗浄


小柄な作業者でも洗浄面を確認でき、ハンドル操作で自在に折り返せる

解決2▶軽量感

本体重量が55kgと軽くなった。さらに、ローラータイプであることから洗浄する際、推進力が働き、進みやすいという効果も得られた。これには百瀬氏も「押す力が半分以下」と、作業負担の軽減にもつながっている。

解決3▶稼働率

充電時間はたったの4.5時間。従来よりも7.5時間減となり、1日に複数回使用する体制が整った。
運用するにあたって、現場に持っていくまでの手間や機械洗浄する面積が広がり、体への負担が軽減。効率化できた分を他の作業にあてたり、品質を意識して丁寧に作業したり、圧迫感があった作業シフトを緩和することができた。
他にも、百瀬氏は「ディスクタイプと比べて水が周囲に飛び散ることが少なくなったので、洗浄機通過後のモップ拭きの手間が減少しました」と、ローラータイプならではのメリットを語ってくれた。

工具不要でワンタッチ着脱のローラーパッド、キャスター付きでスクイージーとブラシを浮かせた状態で移動できる扱いやすさも、効率化・機械化を進める要因のひとつとなっている

「BD 51/40 W BP」

従来まで17インチタイプの自走式床洗浄機を、通路を中心とした洗浄作業に使用していた。操作性に多少の難があり、バイクのアクセルをひねるような動作が必要で、腱鞘炎の不安を抱える作業スタッフには、重労働となっていた。
一方、「BD 51/40 W BP」は、手元のレバーを倒すだけで進むため、操作性が向上。また、20インチということで作業時間の短縮にもつながった。 製品ページはこちら

ハンドルのグリップ内側にある走行レバー。奥に押すと前進、手間に引くと後退するという、直感的な操作ができる。左右どちらかで操作できるので、ハンドルをしっかり握った状態から、安心して速度調整や停止が可能。

清掃マシンは人件費よりも安い!?

積極的に機械化を進める片倉キャロンサービス。百瀬氏はこうした取り組みが重要だと話す。
「現場の平均年齢は高まり、なかなか新陳代謝が進みません。機械を入れて、積極的に使っていかなければ人材も育ちません。それに、機械1台のリース代というのは1人あたりの人件費と比べて安く、ランニングコストでケアできます」
単純に、作業員を減らすというのは、このコロナ禍では難しくなってきている。前述したように、高頻度接触面の除菌作業が加わり、作業工程が増えているからだ。
「消毒作業は常態化しています。施設からは美観はいままで通り、かつお客様が安心・安全にご利用いただける衛生面での向上、それが現実的に求められていますから、効率化、機械化は避けて通れません」

* 百瀬氏はこの取材のなかで、「年齢を重ねていくと感 覚的にも肉体的にも俊敏さがなくなり、機械を触らせるのは怖いところもあります」と吐露した。何せ、この現場の平均年齢は65歳。最年長は82歳が2人。男性よりも小柄な女性が多く活躍している。 だが、資機材庫を見せてもらうと、17インチの自動床洗浄機が4台、20インチが2台、20インチバフ機が2台と、多くの洗浄マシンが揃い、常に稼働している。親会社である片倉工業が全自動繰糸機を導入し、作業効率を上げたように、片倉キャロンサービスにもそのDNAが脈々と受け継がれているように感じた。

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